Amazon LightsailでWordPressを始めてみた④
〜SSL設定編〜

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SSL証明書の発行

 今回は、WordPressのURLのプロトコルをhttpからhttpsに変更する手順について書いていきます。

 httpsの設定を行う方法を調べると、次の3つの作業が必要になることが分かりました。

 ① サーバーのSSL証明書の取得
 ② WordPressのサイトアドレスをhttpsに修正
 ③ 「.htaccess」ファイルにhttpからhttpsへのリダイレクトの設定を記載

 ①のサーバーのSSL証明書の取得を、Amazon Lightsailではどのように行えば良いのか・・
調べてみると、簡単な方法を見つけました。

Bitnami HTTPS 設定ツールを使う!

 AWSの公式サイトに以下のような記事がありました。

Lightsail の Bitnami スタックに SSL 証明書をインストールする
Bitnami スタックを持つ Amazon Lightsail インスタンスの自分のウェブサイトに SSL 証明書をインストールしたいと考えています。しかし、どうすればよいのかわかりません。

 この記事によると、Bitnami HTTPS 設定ツールを使うことで、

  • Bitnami スタックで HTTPS 証明書を設定する
  • 証明書の自動更新を作成する
  • HTTP から HTTPS へのリダイレクトをセットアップする

 を行ってくれるそうです。
 この記事に沿って、実際にBitnami HTTPS 設定ツールを起動するコマンド「sudo /opt/bitnami/bncert-tool」を実行してみました。

Bitnami HTTPS 設定ツールを起動

$ sudo /opt/bitnami/bncert-tool

でBitnami HTTPS 設定ツールを起動することができます。

The following domeins were not included:<ドメイン名> Do you want to add them? [Y/n]:

と最初に聞かれます。ここでYesを選択すると上手くいかず・・

今回のHTTPS設定とは直接関係無いので、noを選択して飛ばしました。

Enable HTTP to HTTPS redirection [Y/n]:

HTTPからHTTPSへのリダイレクトを行う設定をするか聞いているので、ここはYesを選択します。

Do you agree to these changes? [Y/n]:

「変更してOKですか?」と聞いているので、Yesを選択します。

『「Let’s Encrypt」で無料のHTTPS証明書を作成します。「Let’s Encrypt」と関連付けるための、有効なE-mailアドレスを書いてください。』と言っているので、登録するE-mailアドレスを記載します。「Let’s Encrypt」は、無料でSSL証明書を発行している認証局です。詳細は以下を参考にしてください。

Let's Encrypt - フリーな SSL/TLS 証明書
Let's Encryptは、非営利団体の Internet Security Research Group (ISRG) が提供する自動化されたフリーでオープンな認証局です。

最後に、

Do you agree to the Let's Encrypt Subscriber Agreement? [Y/n]

『「Let’s Encrypt」に登録してもよろしいですか?』
と聞いてくるので、Yesを選びます。これで、Bitnami HTTPS 設定は完了しました。

 Webページを見てみると・・httpからhttpsに変わって、鍵マークも出現しています!無事に成功しました。

WordPressのURL変更

 次は、WordPressのサイトアドレスをhttpからhttpsに変更します。

サイトアドレスがグレーアウトしている!

 httpの後ろに「s」を追加するだけの簡単な作業だなと思いながら、サイトアドレスの欄を確認すると・・・

 アドレス欄がグレーアウトされていて、変更ができない事態になっていました!
なかなかこういった作業がスムーズに進むことって少ないですよね。。
そこで、次はグレーアウトしている原因と対策について調べてみました。

wp-config.phpファイルの編集

 どうやら、「wp-config.php」ファイルで定義されているURLがhttpであることが原因だそうです。
「wp-config.php」の記載が何よりも優先されるため、ここをhttpsに変更しなければ、WordPressのサイトアドレスも修正できないとか。
 調査内容が正しいかどうか分かりませんが、とにかく実行してみます。

 「wp-config.php」は「/opt/bitnami/apps/wordpress/htdocs」配下にありました。
念の為、「wp-config.php」のバックアップを取得しておいて、編集しました。

$ cd /opt/bitnami/apps/wordpress/htdocs
$ cp wp-config.php wp-config.php.org
$ vi wp-config.php

以下をhttpsに編集
[修正前]
define('WP_SITEURL', 'http://' . $_SERVER['HTTP_HOST'] . '/');
define('WP_HOME', 'http://' . $_SERVER['HTTP_HOST'] . '/');

↓
[修正後]
define('WP_SITEURL', 'https://' . $_SERVER['HTTP_HOST'] . '/');
define('WP_HOME', 'https://' . $_SERVER['HTTP_HOST'] . '/');

  

 そして修正後に、WordPressのサイトアドレスを確認すると・・

 無事、httpsに変更されていました!
ただ、グレーアウトの状態は保持されたままでした。先程修正した部分を消してしまえば、この欄のグレーアウトが消えるそうですが、今回はその動作確認はしませんでした。

 httpからhttpsへの変更はこれで終わりです。
ここまででひとまずサーバーサイドの変更は完了しました!

 今後はWordPressの機能について勉強していきたいと思います。

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当ブログの管理者。主にインフラエンジニアとして仕事をしています。

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